山田哲人選手と村上宗隆選手と言えば、言わずと知れたヤクルトの中心的存在です。
山田哲人選手はこれまで2度のトリプルスリーを達成し、2020年からヤクルトスワローズのキャプテンを務めています。
村上宗隆選手はヤクルトスワローズの主砲として、2021年は本塁打王とMVP、2022年にはプロ野球日本人シーズン本塁打記録を更新し、22歳という史上最年少で三冠王に輝きました。
この2人はグラウンド内外でも仲良しをアピールしていますね。
ヤクルトスワローズにとどまらず、2021年の東京オリンピックや、2023年のwbcでも一緒に日本代表に選ばれ、世界の場で数々の熱戦をともに戦ってきました。
その絆は、想像以上に強く感じます。
今回はこの2人の仲良しエピソードや、ほのぼのとするエピソードを紹介します。
山田哲人選手と村上宗隆選手は仲良しなの?
東京オリンピック金メダル獲得で、喜びのお姫様抱っこを披露
2021年、東京オリンピック決勝戦に見事勝利し、金メダルに輝きました。
優勝のセレモニーの際、村上宗隆選手が山田哲人選手を「お姫様抱っこ」しています。
これには、事前にテレビに映ることを想定し、「優勝したら思い出に何かしよう」と2人で約束していたようです。
村上宗隆選手は、後日、インタビューでこの時のことを「哲人さんに『お姫様抱っこしてよ』と言われたのでやりました」と語っています。
「何かしよう」が「お姫様抱っこをしよう」になるところが仲良しの2人ならではで、ほのぼのしますね。
なお、2021年にヤクルトスワローズが日本一になった時には、今度は2人で高津臣吾監督を「お姫様抱っこ」しています。
これから恒例となりそうな予感がします。
WBCで優勝、世界一に輝いた時には「肩車」で喜びを表した
2023年のWBC優勝直後、グラウンドで村上宗隆選手が山田哲人選手を肩車し、両手を広げて喜びを表現しました。
このシーンは多くの新聞やネット記事に掲載され、2人の喜びとその絆の強さが世界中に発信されています。
これについて村上宗隆選手は、「Y(山田)・T(哲人)を表していたが、自分が手を上にあげすぎていたので、Y・Yに見えてしまった」とのちに明かしています。
同じように「M(村上)・M(宗隆)」を表していたポーズもされたようですが、なぜかその写真はあまり撮られてはいないようで、「持っている人がいたらください!」とアピールしています。
世界の大舞台での快挙、その喜びを、自分たちの名前をポーズにして表現するところが、何より仲良しの証ですね。
本塁打を打った後はお出迎えの「ハグ」が恒例
山田哲人選手・村上宗隆選手の仲良しシーンとしてシーズン中によく見られるのがハグです。
本塁打を打ち、ベンチで出迎える時の喜びのハグ。
2021年のリーグ優勝と日本一、そして2022年リーグ2連覇に輝いた際のハグ。
このような、喜びを表すタイミングで、2人は度々熱いハグを交わしています。
特に、本塁打を打ってベンチに戻ってきたときには、誰よりも激しくハグし合っていますね。
ファンにとっては何度見ても嬉しくなるような光景です。
どのチームでも本塁打を打った選手をベンチで迎えたり、優勝を決めたシーンでのハグはよく目にする感動の一場面ではありますが、この2人に関してはそれ以上に熱い絆を感じてしまいます。
重圧に打ち勝った先輩の頭をポンポンし、ねぎらう
2022年、ヤクルトスワローズはセリーグ2連覇を成し遂げます。
このセリーグ優勝を決めた試合後に、キャプテンとしてのプレッシャーから解放され号泣する山田哲人選手に対し、村上宗隆選手が頭をポンポンしてねぎらっています。
このシーン、村上宗隆選手の包容力に目を丸くしたファンも多かったようです。
年齢で言うと山田哲人選手の方が、村上宗隆選手よりも先輩ですからね。
山田哲人選手が1年間抱え続けてきたプレッシャーを、常に一番近くで感じていた村上宗隆選手だからこそ、その気持ちに誰よりも共感し、最高のねぎらいを表したのでしょう。
後輩の村上宗隆選手が先輩の山田哲人選手にすることが多く、とても微笑ましい光景に映ります。
山田哲人選手と村上宗隆選手が仲良しなのは2022年のキャンプ頃から
山田哲人選手と村上宗隆選手の仲の良さがよく知られるようになったのは、2022年2月の春季キャンプ頃と言われています。
この頃行われた2人の対談で、山田哲人選手は、この頃から村上宗隆選手の野球選手としての素晴らしさを称賛しています。
村上宗隆選手も山田哲人選手について「いつも頼りになり、とても尊敬している」と話しています。
ウォーミングアップやキャッチボールなど、常にペアを組み行動する光景もおなじみです。
普段はバッティング談義をしたり、筋肉比べなどもしている様子も見られます。
山田哲人選手は村上宗隆選手より8歳年上になりますが、その年齢差はあまり感じませんね。
村上宗隆選手と山田哲人選手は仲良し?【まとめ】
3回のトリプルスリーを達成した、ヤクルトスワローズのキャプテン山田哲人選手。
プロ野球日本人シーズン最多本塁打と令和初・最年少の三冠王に輝いた村上宗隆選手。
2人とも、いまやヤクルトスワローズだけでなく、日本を代表する名プレーヤーとなりました。
2人を見ていると、ただ仲良しというだけではなく、良きライバルとして刺激し合う存在だということがわかります。
お互いの素質や人柄を認め合い、高め合い、そして世界をまたにかける数多くの死闘をともに経験するなど、喜びも悔しさも一緒に乗り越えてきたことによる熱い信頼関係です。
2人ともまだまだ年齢も若く、これからもヤクルトスワローズや日本を背負っていく大きな存在です。
さらに切磋琢磨し、日本プロ野球史に名を残す名コンビとなってほしいですね。