山崎晃大朗の怪我はそのスーパープレーの陰にあり。一軍登録抹消の原因を探る

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ヤクルトスワローズを代表する打者と言えば、2022年に令和初の三冠王となった村上宗隆選手・3度のトリプルスリーを達成した山田哲人選手でしょう。

一方、守備の人と言えば、山崎晃大朗選手ではないでしょうか。

守備で何度もチームの危機を救うスーパープレーを見せ、ファンを歓喜させてくれます。

明るいキャラクターで、チームのムードメーカーにもなっていますね。

そんな山崎晃大朗選手ですが、2023年シーズンに怪我で一軍登録を抹消されています。

持ち前の守備でのファインプレーが引き起こした怪我でした。

ガッツあるプレーは、どうしても怪我と背中合わせになります。

今回は2023年に山崎晃大朗選手が怪我で一軍登録抹消となったエピソードを紹介します。

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目次

3拍子揃ったマルチプレーヤーとして一年目から一軍の試合に出場

ヤクルトスワローズの山崎晃大朗選手は、日本大学出身です。

2015年のドラフト会議、ドラフト5位指名でヤクルトスワローズに入団します。

入団当時の真中満監督は日本大学の先輩でもあり、同じ左打ちの外野手。

その真中満監督が現役時代に着けていた背番号31を譲り受けました。

173cm・68kgと、プロ野球選手としては小柄な体格でありながら、攻・走・守3拍子揃ったマルチプレーヤーとして、1年目から一軍の試合でも起用されます。

以降、毎年激しい外野のレギュラー争いの中で抜け出すことがなかなかできませんが、現在に至るまで、貴重なユーティリティープレーヤーとしてチームに欠かせない戦力となっています。

そのアグレッシブな守備で、身体能力の高さをアピール

山崎晃大朗選手を語る上で欠かせないのが、そのアグレッシブな守備です。

左中間・右中間を抜けるか、外野の頭を越えるか、というヒット性の当たりをジャンプして捕球したり、ダイビングキャッチをするなど、その守備力・身体能力の高さを見せてくれます。

外野手の守備での見せ所と言えば、レーザービームと呼ばれる強肩と、この華麗なダイビングキャッチですね。

wbcの日本代表監督を務めた栗山英樹監督も、ヤクルトスワローズでの現役の頃に、学生時代バレーボールで鍛えたそのダイビングレシーブを活かし、何度もダイビングキャッチを披露してくれました。

そのシーンを思い起こさせてくれます。

さすがプロだなあと思わずうならせてくれるファインプレーは、野球観戦の一つの大きな目玉でもありますね。

山崎晃大朗選手の怪我によって、一軍登録を抹消される

一方で、身体をグラウンドに打ち付けるようなスーパープレーは、常に怪我と向き合わなければなりません。

2023年、山崎晃大朗選手は何度もスーパープレーを見せてくれましたが、その後一時登録抹消となったことがありました。

7月22日、神宮球場の阪神タイガース戦で、7回表、ノイジー選手のセンターへの大飛球をフェンスに激突しながらもキャッチします。

しかし、その時に強く体をフェンスに打ち付けてしまい、脳しんとうの状態になります。

その為、大事をとり、脳しんとう特例で一軍登録を抹消されました。

復帰後、8月22日・23日の東京ドームでの読売ジャイアンツ戦でも、ファインプレーを連発し、ファンを安心させましたが、その後「上半身のコンディション不良」ということで再び一軍登録を抹消されました。

二軍での調整を経て、9月には一軍へ復帰しています。

ファインプレーには常に怪我のリスクがあることを忘れてはならない

外野手のファインプレーには、キャッチングなどの基本的な守備力・打球に追いつく走力・打球の方向や距離感を瞬時に察知する判断力、そして球に追いつくと感じた時に思い切って体を預ける度胸が求められます。

スーパープレーを連発する山崎晃大朗選手にはそのすべてが備わっています。

これぞプロの技、という感じがしますね。

ただ、そこには怪我というリスクがあるということも忘れてはなりません。

よく、死球で怪我をする選手には「よけ方が悪い」と厳しい意見が出ることもあります。

怪我をしないようによける技術もプロであれば必要、ということです。

チームの危機を救い、ファンを歓喜させるファインプレーも、怪我につながることで結果チームの戦力が削がれてしまうことになります。

「無事是名馬なり」ということわざの通りですね。

チームの雰囲気を盛り上げるムードメーカーとしても大切な存在

それでも、山崎晃大朗選手の熱いプレーはチームに勇気を与え、ファンの感動を呼びます。

一方、山崎晃大朗選手はプレーだけでなく、明るいキャラクターで選手やファンからも慕われています。

2021年、ヤクルトスワローズは読売ジャイアンツとのセリーグファイナルステージを制し日本シリーズ進出を決めました。

胴上げされる高津臣吾監督のその横で同時に、数人になぜか胴上げされる山崎晃大朗選手の姿がありました。

チームメイト数人がジョークでおこなった胴上げのようでファンの笑いを誘いましたが、一年間チームの良い雰囲気を作ってくれた貢献者という意味もあったのでしょう。

山崎晃大朗選手の怪我【まとめ】

山崎晃大朗選手のスーパープレーと、それによる怪我について紹介しました。

チームとしては貴重な戦力なので、怪我をしないよう祈る気持ちですが、そのスーパープレーを目当てに球場に山崎晃大朗選手を見に来るファンも多いことでしょう。

スター選手の多いヤクルトスワローズにおいては、山崎晃大朗という選手は、地味ではありますが、玄人好みの本当に素晴らしい選手です。

これからもその明るいキャラクターと熱いスーパープレーで、多くのファンを魅力してくれることを期待しましょう。

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