ヤクルトスワローズの名バイプレーヤーとして活躍する、山崎晃大朗選手。
ガッツあるプレーで、外野の守備でもたびたびファインプレーを見せてくれたり、シュアーなバッティングでチャンスメイクをしてくれるなど、大技小技の利く玄人好みの選手です。
ムードメーカーとしても、明るいチームをさらに盛り上げる貴重な存在ですね。
その山崎晃大朗選手が選んだ登場曲について、歴代にさかのぼり調べてみました。
他の選手とは少し趣向を変えた、山崎晃大朗選手ならではの選曲になっているようです。
この選曲のセンスも、山崎晃大朗というプレーヤーの独自の存在感を表しています。
奇数打席と偶数打席で選曲。一打席目には苗字にちなんだ明るい曲で盛り上げる
2023年の山崎晃太郎選手の登場曲は、次の通りです。
「陽はまた昇るから」 緑黄色社会
偶数打席
「Shout Baby」 緑黄色社会
山崎晃大朗選手は、打席ごとに細かく選曲するのではなく、基本的には奇数打席と偶数打席の2パターンで分けています。
いずれも緑黄色社会の曲を選んでいます。
ポップな楽曲とさわやかな歌声が、気分を上げてくれるのでしょう。
山崎晃太郎選手のお気に入りのアーチストのようです。
さらに、スタメン出場時の第一打席のみ「ヤマザキ1番!」という曲を選んでいます。
この曲はテレビアニメ「学級王ヤマザキ」の主題歌です。
苗字にちなんだ選曲ということでしょうが、山崎晃大朗選手の明るいキャラクターにピッタリな曲ですね。
なお、山崎晃大朗選手はじめ、ヤクルトスワローズの全選手の登場曲(投手の場合は登板時に流れる曲)の一覧をヤクルトスワローズ公式サイトでご覧いただけます。
ヤクルトスワローズ選手登場曲
https://www.yakult-swallows.co.jp/players/music
試合では様々な役割を担うため、シーンごとに細かく曲を設定
2022年以前の歴代の登場曲も見ていきます。
2021年から2022年には奇数打席(途中から第3打席)に
「FLY HIGH!!」 BURNOUT SYNDROMES
を選曲しています。
同じく2022年は、第一打席限定で
「走れコウタロー」 ソルティー・シュガー
を選曲しています。
他にも、2016年から2020年までは、
「Want To Want Me」 ジェイソン・デルーロ
2020年、代打出場時には
「虹」 ゆず
をそれぞれ選曲しています。
上位打線や下位打線、先発出場や代打での出場など、様々なシチュエーションでの出番となる山崎晃大朗選手は、登場曲の選曲についてもシーンごとに細かく分けているようですね。
「走れコウタロー」にはヤクルトスワローズファンの山本コウタローさんへ感謝の思い
2022年途中から第一打席に選曲された「走れコウタロー」は、熱狂的なヤクルトスワローズファンとしても有名な歌手山本コウタローさんの所属していたソルティー・シュガーの代表曲です。
「走れコウタロー」は競馬を題材とした曲として知られていますが、もともとは遅刻の多かった山本コウタローさんをバンドメンバーがもじって作った曲だそうです。
その山本コウタローさんが2022年7月4日に亡くなられた後、山崎晃大朗選手は第一打席の登場曲として「走れコウタロー」を球場に流しています。
山本コウタローさんへの感謝の思いが込められているように感じます。
この「走れコウタロー」という曲、山崎晃大朗選手の名前にちなんだということだけではなく、山崎晃大朗選手のグラウンド狭しと駆け回るプレースタイルにも通じるところがありますね。
真中満監督の背番号31を継承。貴重なユーティリティープレーヤーとして活躍
山崎晃大朗選手は日本大学出身。
2015年のドラフト会議で、ドラフト5位でヤクルトスワローズに入団しました。
当時監督を務めていた真中満監督は、同じ日本大学出身で左打ち。
その縁もあってか、真中満監督が現役時代に着けていた背番号31を譲り受けます。
攻・走・守の3拍子揃った貴重なユーティリティープレーヤーとして、入団1年目の2015年から一軍の試合にも出場しています。
173cm・68kgと、プロ野球選手としては小柄な体ですが、そのガッツあるプレーはファンの心をしっかりとつかんでいますね。
非力なバッティングが課題ではありますが、塁に出ると足でかき回し、外野を守ると何度もスーパーキャッチを見せるなど、随所にチームを勝利へ導く活躍を見せてくれます。
山崎晃大朗選手の登場曲【まとめ】
山崎晃大朗選手の登場曲について、歴代までさかのぼり紹介しました。
あらゆる登場シーンを想定した細かい選曲や、自分自身の名前にちなんだ楽曲の選曲など、他の選手と趣の異なる選び方になっている印象があります。
特に、第1打席限定で流される「ヤマザキ1番!」は、ヤクルトスワローズファンにとってはおなじみとなっていて、球場全体が曲に合わせて手拍子で山崎晃大朗選手を迎え入れる光景が、プレイボールの気分をさらに盛り上げてくれます。
名バイプレーヤーとして、チームを支える野球センス。
そして明るいキャラクターでチームの雰囲気を盛り上げる存在感。
強いチームにはなくてはならない選手ですね。
し烈な外野のレギュラー争いから抜け出し、ヤクルトスワローズの核弾頭としてさらに活躍することを、これからも期待していきましょう。