川端慎吾選手の若い頃の成績は?代打の神様と呼ばれるようになったいきさつを紹介!

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ヤクルトスワローズで「代打の神様」として活躍する川端慎吾選手。

その天才的なバットコントロールで安打を連発、真中満監督のもとセリーグ優勝を果たした2015年には195本の安打を放ち、.336で首位打者を獲得しています。

2021年、日本シリーズ第6戦で日本一を決める決勝タイムリーを打ったことは記憶に新しいですね。

その川端慎吾選手は、すでにプロ野球生活16年のベテランです。

今は代打を中心に活躍する川端慎吾選手ですが、若い頃の成績はどうだったのでしょうか?

なぜ代打に甘んじているのでしょうか?

それは腰の怪我との戦いが理由となっています。

今回はヤクルトスワローズの代打の神様・川端慎吾選手の若い頃の成績について詳しく紹介します。

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目次

川端慎吾の若い頃

高卒ルーキーながら一軍で初安打を放つも、怪我に泣かされる若き日々

川端慎吾選手は和歌山市立和歌山商業出身。

2005年の春のセンバツ大会で甲子園に出場しました。

同年の高校生ドラフト会議にて3巡目で指名され、ヤクルトスワローズに入団します。

入団時には、ミスタースワローズ池山隆寛選手がかつてつけていた背番号36を継承しました。

当時からチームの期待の高さがうかがえます。

一年目から一軍での出場を果たし、10月には広島東洋カープ戦でプロ初安打を放ちます。

しかし、その後は指の骨折や右肩痛など怪我も多く、一軍と二軍を往復する、選手でした。

セリーグを代表するヒットメーカーに成長し、初タイトルの首位打者を獲得

2010年、チームの成績不振を理由に高田繁監督(当時)が5月に休養します。

その後二軍監督時代に川端慎吾選手に目をかけていた小川淳司氏が監督代行に就任すると、積極的に起用され始めます。

2011年はポジション争いから抜け出し、開幕からレギュラーの座を獲得。

シーズン中盤からはクリーンナップの3番を任せられるようになりました。

この年に初めて規定打席に到達し、107安打を放っています。

翌年から背番号も5に変更。

その後はヤクルトスワローズ打線に欠かせないヒットメーカーとしてレギュラーに君臨。

2014年は177本の安打を放ち、初の打率3割を記録。

2015年は200本安打に迫る195本の安打を放ち、打率.336で初のタイトルとなる首位打者を獲得。

ヤクルトスワローズの14年ぶりのセリーグ優勝に大きく貢献しました。

椎間板ヘルニアの影響でフル出場は厳しく、以後は代打としての役割を担う

川端慎吾選手と言えば、若い頃から大小の様々な怪我との戦いが続きました。

指の骨折や右肩痛、左手首痛、左足首痛など、たびたび戦線離脱し、若い頃はなかなか順風満帆にはいきませんでした。

そして、2017年にその後長く川端慎吾選手を苦しめることとなる椎間板ヘルニアを患います。

その年の8月に手術を受け、その後は以前のようなフル出場での活躍は鳴りを潜めます。

常に首脳陣から「打線の柱」と期待を受けながらも、怪我の状態や実戦感覚の衰えなどにより、成績も下降。

以降、代打での出場が増えていくこととなります。

若い力が台頭したチームで、貴重な代打の切り札として活躍、日本一へ

2021年シーズンはヤクルトスワローズの新しい主砲・村上宗隆選手をはじめ、若い力が爆発。

6年ぶりのセリーグ制覇と、20年ぶりの日本一を達成します。

川端慎吾選手はこの年は代打として中盤まで4割近い打率を残すなど、チームを何度も劇的な勝利へと導きます。

最終的には代打としてシーズン30安打、打率.372、得点圏打率も4割。

出塁率に関しては.419と驚異的な成績を残しました。

この年も終盤に右太腿の肉離れを抱えていましたが、決死の覚悟で日本シリーズ終了まで戦い抜きました。

その結果、日本一に王手をかけた日本シリーズ第6戦、同点で迎えた延長12回表に代打で決勝タイムリー安打を放ち、見事にヤクルトスワローズを日本一へと導きました。

2015年にレギュラーとして195安打を放ちチームの主軸として手にした優勝。

そして今回の代打の切り札として脇からチームを支え続け手にした優勝。

全く異なる感激が、川端慎吾選手にはあったのではないでしょうか。

翌年も「代打の神様」としてベテランらしい渋い活躍で、2年連続のセリーグ優勝に貢献しています。

天才的なバットコントロールは、兄妹で切磋琢磨した勲章

川端慎吾選手の打撃は「天才的」と言われます。

長打力には乏しいものの、その優れたバットコントロールで、右へ左へと広角に打ち分ける打撃技術は、まさにヒットメーカーの名にふさわしいと感じます。

日本シリーズの決勝タイムリー安打も、その見事なバットコントロールが印象的でした。

2022年までの通算安打は1056本ですが、怪我なくフル出場していたら、すでに2000本は超えていたのではないでしょうか。

また、川端慎吾選手と言えば、女子プロ野球で活躍した妹・川端友紀選手も有名です。

兄妹で日々打撃談話を交わすなど、切磋琢磨している様子はたびたび報じられていました。

お互いの存在が良い刺激となって、それぞれの世界での活躍に結び付いたのでしょうね。

川端慎吾の若い頃とは?【まとめ】

ヤクルトスワローズの「代打の神様」川端慎吾選手の、若い頃からの成績や、なぜ代打での出場が多いのか、などを中心に紹介しました。

高校卒業から入団し、ヤクルトスワローズ一筋で16年。

期待の若手ホープだった川端慎吾選手も2023年で35歳となりました。

引退の2文字も頭をよぎる年頃かもしれませんね。

しかし、ヤクルトスワローズには若く活きの良い選手が多くいます。

まだまだ経験の足りない若手選手には、川端慎吾選手の存在はとても貴重です。

これからも川端慎吾選手らしい、天才的かつ渋い活躍をファンは願っています。

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