実力派揃いで性格が穏やかな選手が多いと言われる、中日ドラゴンズの外国人選手。
そのなかでいちばん在籍年数の長い選手が、内野手のビシエドです。
彼はドミニカ共和国から中日ドラゴンズに入団して8年目、契約年数は現在3年契約の2年目です。
最近、外国人選手が亡命をして日本に帰ってこないことがあり、ビシエドも亡命してしまうのではないかと心配する声もあるようです。
でも安心してください、彼は日本に来る前にすでに亡命済みです!
これから、たぶん日本にい続けてくれるだろう、という理由や亡命済みの意味を説明していこうと思います。
ビシエドの契約年数とFA権の関係、さらに『外国人枠』と『日本人扱い』について
NPB(日本野球機構)によると、日本で規定の年数(日本の学校に通っていたなど状況によって変わる)に達すると、外国人選手もFA権を取得できます。
さらに、その次のシーズンから『日本人扱い』になります。
現在の『外国人枠』では外国人選手は5人までしか一軍枠に入ることができませんが、『日本人扱い』になると一軍に入る可能性が高くなります。
ビシエドも在籍年数が長く、契約年数もまだある為『日本人扱い』を望んでいるのかもしれません。
ビシエドの亡命問題
今シーズンNPBで話題になっている『亡命問題』です。
先に記したように、キューバの選手がNPBに入り、その後MLBを目指してドミニカ共和国に亡命してそのまま日本に帰らない、という問題が起きています。
ビシエドの在籍する中日ドラゴンズでも、亡命をしている外国人選手がいるようです。
しかしビシエドは、日本に来る前にすでに亡命をしているのです。
いかだでアメリカのフロリダ半島に亡命、ドミニカ共和国で居住権を獲得
MLB(メジャーリーグベースボール)で活躍
中日ドラゴンズに入団した為、来日
という経緯だったようです。
それにしてもいかだで亡命とは、ビックリですね。
無事に上陸ができて、よかったです。
球団も契約年数を更新していますし、あらためてどこかに亡命する可能性は低いかと思います。
ニッポン超大好き!なビシエド
ビシエドは来日してから、フロリダに家族を住まわせていましたが、その後家族も日本に呼びよせて、一緒に暮らしているそうです。
日本で暮らしているうちに、彼も家族も日本(とくに名古屋)のことが好きになったそうです。
写真館で和装の家族写真を撮ってもらったり、日本で車の免許を取得してトヨタの車で通勤しているそうです。
こんなに日本を好きでいてもらえると、私たち日本人としても嬉しいですね。
そして彼は、日本の料理も生活環境もとても気に入っているようです。
球団がよければ何回でも契約年数を重ねてほしいと思っているのではないのでしょうか?
そして、彼のお子さんも野球を始めているそうで、もし将来中日ドラゴンズに入団したら楽しみですね。
ビシエドの契約年数は?FA権取得や亡命の可能性も検証!【まとめ】
ビシエドの契約年数の回数からすると、順調にいけば日本人扱いになれそうですね。
今シーズンは中日ドラゴンズの成績がふるわず、彼自身も調子が出ずスタメンに入る機会が少なかったようです。
しかし、9月後半からホームランを打ったり、通算1000安打を達成したり、少しずつ良いきざしが出てきたようで、ほっとしました。
ビシエドは、「できれば家族で日本にずっと住みたい」と言っているようです。
そして球団も、ビシエドの野球の実力だけでなく人柄も気に入っていて、契約年数3年を数回重ねているのかと思います。
現在34歳で若手ではないですが、以前より守備力も上がったようですし、元中日落合監督の背番号を背負う実力はあると思います。
まだまだ期待しているので、ホームランをガンガン打ってほしいですね。