プロ野球の醍醐味の1つである選手の入場曲。
投手はマウンドに上がる時、野手は打席に向かう時にそれぞれの入場曲が流れます。
中日ドラゴンズの選手も例外ではなく、各選手が個性を生かした入場曲で登場し、球場の雰囲気を熱くさせます。
個人的に最も入場曲を聞いたのが岡林勇希選手。
2023年シーズン、2年連続となるゴールデングラブ賞、ベストナインを受賞し、リーグを代表する選手となっています。
岡林勇希選手は1番を打つことが多く、必然的に打席に向かう数が多くなります。
その分、入場曲を聞く回数が多い印象があります。
そこで今回は、2023年シーズンの岡林勇希選手の入場曲について書いていきます。
岡林勇希選手の印象的な入場曲
岡林勇希選手の入場曲といえば、AliAさんの『かくれんぼ』、コブクロさんの『DOOR』の2曲が挙げられます。
中でも、『かくれんぼ』は岡林勇希選手を頭の中でイメージしやすい、最も印象的な曲です。
岡林勇希選手は1番打者として出場する機会が多く、初回の攻撃は必ず先頭打者として打席に向かいます。
敵地では入場曲は流れないため、本拠地に観に来たファン、テレビの前で観戦しているファンが、野手の入場曲で最も早く聞くのが岡林勇希選手の『かくれんぼ』です。
今日は勝つぞ、今日はどんなワクワクした展開を見せてくれるのだろう。
初回に失点している場合もありますが、限りなく明るくてプラスな気持ちで岡林勇希選手の入場曲を聞くことができます。
前日の悔しい敗戦も、岡林勇希選手の『かくれんぼ』を聞くことでリセットされ、今日こそは勝つぞと応援に力が入ります。
明確な日付は分かりませんが、シーズンの途中で球場に流れる『かくれんぼ』の歌詞が変わりました。
曲そのものに変更はありませんでしたが、途中から曲を流す場面が変わったことに気がついたファンは、日頃からドラゴンズを応援している証とも言えます。
幸福を感じるコブクロさんの入場曲
コブクロさんの『DOOR』は、2打席で聞く機会が多いと感じます。
2打席目は3回、4回辺りにやって来て、毎試合展開が違います。
初回に流れることが多い『かくれんぼ』と違い、特定の場面がイメージできたり気持ちが高ぶるわけではありませんが、チャンスでこの入場曲が流れると期待感が溢れてきます。
2022年に最多安打のタイトルを獲得している岡林勇希選手。
落ち着いた曲調からコブクロさんの美しい音色が聞こえ、チャンス到来で盛り上がるファンの声援とトランペットの音が混ざる瞬間は、例外なく幸福を感じます。
郡司裕也捕手の入場曲を使用
また、岡林勇希選手の第3打席の入場曲は、ドラゴンズファンが涙を流すほど感動するものです。
その曲とは、back numberさんの『青い春』です。
この曲は元々、郡司裕也捕手の入場曲でした。
しかし、郡司捕手は6月に日本ハムにトレード移籍し、ドラゴンズを去りました。
岡林勇希選手は郡司捕手と仲が良かったとされ、岡林勇希選手と郡司捕手の顔がプリントされた「#ぐんばやし」というタオルが発売されるほど、ファンの間でも有名な仲良しコンビとして人気を集めていました。
郡司捕手が移籍した後、岡林勇希選手は『青い春』を第3打席の入場曲として使用し始めました。
最初に聞いた時は、移籍した郡司捕手にエールを送るための演出だと思っていましたが、結局シーズン最後まで郡司捕手の入場曲を使用し続けました。
郡司捕手も活躍間近な状況で、岡林勇希選手との仲の良さも目立っていたことから、移籍を悲しむ声は多くありました。
その中で、郡司捕手の入場曲を使用し続けた岡林勇希選手の粋な計らいに、毎回涙が溢れそうになります。
岡林勇希選手の入場曲【まとめ】
今回は2023年シーズンの岡林勇希選手の入場曲について振り返りました。
最も印象的で明るい印象を与えてくれるAliAさんの『かくれんぼ』、コブクロさんの美しい音色と共に登場する『DOOR』、移籍した郡司選手を想った『青い春』。
それぞれの曲を街中やテレビ番組などで聞くだけで、バンテリンドームの大型ビジョンに岡林勇希選手が素振りする姿が浮かびます。
それぞれの入場曲にファンも思い出が生まれ、球場で観戦する楽しみの1つとなっています。
2024年はどのような入場曲を使用するのか。
できれば、このまま入場曲を変えず、岡林勇希選手のバットから生まれる夢を目撃したいですね。