2023年、中日ドラゴンズに加入した涌井秀章投手。
通算154勝を誇るベテランの加入は、想像もしていませんでした。
春季キャンプから注目を集め、ブルペンで中日のエースナンバー「20」が躍動している姿は、多くのファンに期待を抱かせました。
移籍1年目は5勝13敗と大きく負け越しましたが、21試合に先発、111イニングを投げる活躍をみせました。
苦しい期間もありましたが、先発ローテーションの一員として存在感を示した涌井秀章投手。
ただ、37歳という年齢を考えると、引退も視野に入ってきます。
そこで今回は、涌井秀章投手がいつ引退を決断するのか、引退する時の所属球団はどこなのか探っていきます。
涌井秀章の引退はいつ?40歳までは現役続行
涌井秀章投手は40歳まで現役を続け、その時の成績で引退を決断すると考えています。
2024年シーズンに38歳を迎える涌井秀章投手。
まだまだ衰える気配を見せていないだけに、40歳まで現役を続けることは確実です。
涌井秀章投手は球速で打者を圧倒するタイプではなく、正確な制球力と多彩な変化球で打者を惑わせる投手です。
年齢を重ねるごとに投球術にも深みが増し、見ている者を魅了する投球が武器となっています。
球速を武器にしているのであれば、筋力低下を招く年齢が敵となります。
しかし、制球力と投球術に年齢は関係ありません。
ここまで現役を続けられている証でもあり、40歳までは引退しないと考えています。
涌井秀章投手が引退する時のユニフォーム
涌井秀章投手が引退する時は、中日のユニフォームを着ていると考えています。
西武、ロッテ、楽天とパ・リーグを渡り歩いてきた涌井秀章投手。
中日が初めてのセ・リーグ球団でしたが、問題なくセ・リーグの野球に馴染んでいました。
大きく負け越しているのは、12球団ワーストの得点、本塁打数を記録した打線にあります。
また、投手有利と言われる広いバンテリンドームを本拠地とすることは、涌井秀章投手にとって大きなプラスです。
打線の援護があれば成績向上が見込まれ、移籍する意味がなくなります。
2023年シーズン、111イニングを投げたタフネスぶりを評価する球団もあると思いますが、2024年に38歳を迎えることは獲得調査に乗り出す球団にとってもネックとなります。
投手有利の環境、引退の文字が確実に迫る涌井秀章投手にとって、今の中日以上に良い環境はありません。
現役引退時まで、中日のユニフォームを着ていると考えています。
絶不調だった7月
2023年7月、涌井秀章投手は不調でした。
4試合に登板し、0勝4敗。
5回3失点とまとめた試合もありましたが、7月17日の阪神戦では3回途中4失点で10敗目。
続く28日の巨人戦では、2回途中6失点と大幅に乱れ、翌日に出場選手登録を抹消されました。
球は走っているように見えましたが、ことごとく打ち込まれた涌井秀章投手。
制球の良さが仇となったのか、それとも癖がバレたのか、まるで打撃投手のような状態でした。
勝負の8月を迎える前の不調は、涌井秀章投手の引退を考える根拠にもなりました。
暑い8月は涌井秀章投手のようなタフさのある投手が魅力になりますが、試合序盤から打ち込まれる姿は、プロの世界で戦えないと思わされるものでした。
移籍1年目で引退という悲しくも厳しい現実がやって来ると覚悟しました。
現役続行のプラン
ただ、8月下旬に1軍再昇格を果たすと、29日のヤクルト戦で7回無失点の好投。
4勝目をゲットした姿に、まだまだ引退は早いと思わされました。
2024年シーズンからは年齢を考慮し、意図的に出場選手登録を抹消するプランが考えられます。
休養を十分取れば、まだ涌井秀章投手は戦えると証明した瞬間でもありました。
涌井秀章投手の不調はチームにとって痛いものがありましたが、同時に40歳まで現役続行できるメドが立ったと感じました。
涌井秀章投手の引退はいつ?【まとめ】
今回は、涌井秀章投手がいつ引退を決断するのか、引退する時の所属球団はどこなのか探りました。
年齢を重ねるごとに深みを増す投球術、制球力があることで、40歳までは引退することはないと考えています。
移籍を繰り返し、中日が4球団目となっている涌井秀章投手ですが、投手有利のバンテリンドームが本拠地という環境を考えると、引退まで中日のユニフォームを着ていることが濃厚です。
2023年はキャリアワーストの13敗を喫しましたが、打線の援護があれば勝ち星の増加が見込めます。
引退までどれだけ勝ち星を伸ばすことができるのか。
まだまだ涌井秀章投手の活躍が見られそうです。