広島カープで活躍を続ける九里亜蓮投手。
九里投手の入場曲はどのような曲なのでしょうか。
調べてみると、マウンドに立つときは「STARDUST」という曲を使用しているみたいです。
この曲は2018年に広島カープの新応援歌として「攻めろ!」と名付けられており、チャンスのときに使われています。
もともとはプロレスラーの内藤哲也さんの入場曲であり、なぜ九里投手が同じ楽曲を使用することになったのか、九里投手の生い立ちとともに、その理由についても明らかにしていきたいと思います。
九里投手の生い立ち
九里亜蓮投手は、鳥取県米子市で生まれました。
アメリカ人の父と日本人の母を持ち、小学3年生の頃にはアメリカで暮らしていました。
小学2年生のときに始めた野球では、当時、内野手を務めていました。
家庭の事情により小学4年生で帰国すると、中学校卒業までは母方の祖母に育てられることとなります。
中学入学当初は野球を中断していました。
その間、不良グループの特攻隊長に指名され、毎日ケンカをしていたそうです。
今の九里投手からすると想像もつかないですよね。
ケンカ相手に対して謝罪を繰り返す祖母を見て、不良グループから抜けることを決意します。
しかし、それをよく思わない不良グループは、野球を再開した九里投手に対し、野球の大会への参加を妨害しました。
何とか試合には参加できたものの、九里投手の祖母は報復を恐れ、市内で自宅から1番遠い中学校への転入を市議会議員に懇願しました。
祖母が車で送り迎えをするという条件で、3年生の夏からの転入という特例を認めてもらい、何とか不良グループから逃れることができました。
この時のおばあちゃんの気苦労は大変なものだったでしょうね。
アツい闘志として、過去の片鱗がいまも現れている気がします。
九里亜蓮の入場曲!内藤さんの関係とは?
入場曲にするまでに、2人には交流がありました。
九里亜蓮投手は、先ほども述べた通り、もともと、アメリカに住んでいたことがありました。
そのとき、プロレスをよく見ていたそうです。
内藤さんを応援しており、試合で内藤さんが負けると、自分のことのように悔しがったみたいです。
それに対し、内藤さんも、幼少期は野球をしており、特に、スピード感のある試合展開をするカープに心が奪われたそうです。
プロレスのコスチュームを見てもわかる通り、赤色が好きなこともあり、熱狂的なカープファンとなりました。
九里亜蓮投手と内藤さんは2016年頃から連絡を取り始め、交流が深まっていきました。
2017年には、内藤さんが始球式に登場し、その腕を振るいました。
2018年、九里亜蓮投手は「かっこいいので曲を使わせてもらってもいいですか?」と内藤さんに相談し、快く快諾されました。
そして、九里投手がマウンドに上がる際の入場曲となったのです。
野球とプロレスがつながっているとは思いもしませんでした。
プロレスファンである九里投手からしても、カープファンである内藤さんからしても、入場曲として「STARDUST」を使用することはうれしいでしょうね。
九里亜蓮の次なる入場曲
九里亜蓮投手は、転入して入った中学校で、ある人と出会います。
それが、現在Official髭男dismのボーカルとして活躍する藤原聡さんです。
九里投手と藤原さんは、中学3年生の夏まで同じ中学校に通っていました。
このような接点があることから、九里投手は藤原さんに対し、入場曲の楽曲制作をしてほしいと熱烈なラブコールを送っています。
もちろん忙しいでしょうし、すぐにというわけにはいかないことも承知ですが、入場曲でコラボということになれば感慨深いものを感じるでしょうね。
九里亜蓮の入場曲【まとめ】
九里亜蓮投手は、現在、プロレスラーの内藤哲也さんの入場曲である「STARDUST」を自身の入場曲として使用しています。
また、中学校時代の同級生である藤原聡さんにもラブコールを送っており、コラボの日は近いのではないでしょうか。
これからも、九里投手の活躍とともに、入場曲についても注目していきたいです。