広島カープに所属している森下暢仁選手。
プロ入り後すぐに頭角を現し、東京オリンピックにも出場していたことで、2023年3月に開催されたwbcへの出場も期待されていました。
しかしながら、森下選手はwbcへの出場を辞退することとなってしまいます。
原因を探ってみると、右ひじの怪我により辞退せざるを得ない状況になっていたことがわかりました。
この記事では、2022年シーズンの森下選手の活躍と、もしwbcに出場していたらどうなっていたか、東京オリンピックを参考にした予想を書いていきます。
2022年の森下暢仁選手
森下暢仁選手は、広島カープの開幕ローテーションの一員として2022年シーズンを迎えました。
開幕2戦目にして、DeNAを相手に8回を無四死球、自責点は2という好投を見せ、さらに、3打席3安打と好打も見せました。
1勝目を挙げた森下選手はさらに勢いづくと、今季3度目の先発となった対阪神戦では、キャリアハイとなるシーズン4打点目を記録します。
また、3回に2死満塁で回ってきた打席では、三塁打を放ち、リードを6点に広げ、今季初完投勝利を自らのバッティングで援護しました。
大谷翔平選手とまではいかないものの、ピッチャーにしてはよく打つ選手だと思います。
森下暢仁選手は最終的に、先発数はリーグトップとなる27を記録し、10勝を挙げました。
ルーキーイヤー以来の2桁勝利を挙げ、11月に予定されていた侍ジャパンの強化試合のメンバーに選ばれました。
しかしながら、右ひじの痛みにより、これを辞退し、10月になると、右ひじの手術を受けました。
wbcへの出場意欲も高かった森下選手ですが、出場は絶望的になってしまいました。
東京オリンピックでの森下暢仁選手
森下暢仁選手は、2021年に東京で開催された東京オリンピックに出場しています。
高校時代や大学時代にも国際大会に出場してきた森下選手にとっては、それほど緊張する舞台ではなかったのかもしれません。
しかしながら、「絶対に勝たなければ」というプレッシャーは感じていたようです。
森下選手は、東京オリンピックの決勝で、先発のマウンドに立ちました。
相手はアメリカです。
初回から150キロを超えるストレートと、カーブを駆使し、アウトの数を積み重ねていきました。
4回までセカンドベースに相手を進ませないという素晴らしい好投を見せ、5回を無失点で抑え、後続へと託しました。
そして、日本は東京オリンピックで金メダルを獲得しました。
森下暢仁選手の名前は、アメリカのメディアでも大きく取り上げられ、勝利の立役者として称賛されることとなりました。
当時はまだプロ2年目で、童顔も相まってアメリカの選手には大きな衝撃だったのではないでしょうか。
国際大会での大きな活躍により、wbcでの活躍も期待されました。
森下暢仁選手がwbcに出ていたら
東京オリンピックで素晴らしい印象を与えた森下暢仁選手が、もしwbcに出場していたら、どうなっていたのでしょうか。
wbcでの決勝戦の相手は、東京オリンピックの決勝戦と同じアメリカです。
当時と同じ選手がアメリカ代表として出場していれば、苦手意識を感じてくれたかもしれません。
しかしながら、アメリカからすれば「してやられた相手」ですから、細かく分析されていたかもしれません。
そうなれば、森下選手のボールは見極められてしまい、東京オリンピックのときのようには投げられない可能性もあります。
日本代表は結果的に優勝を果たしましたが、違う勝ち方になっていたことも大いにあり得るでしょう。
あくまで可能性なので確実なことは言えませんが、ドリームチームの一員として、森下選手にもwbcに出場してほしかったです。
次の国際大会に向けて、頑張ってほしいですね。
森下暢仁がwbcを辞退理由は?シーズンを振り返ってみた!【まとめ】
森下暢仁選手がwbcを辞退した背景についてまとめてみました。
右ひじの怪我によって残念ながら戦線離脱してしまいましたが、2023年5月に復帰登板を果たしています。
森下選手がwbcに出場できなかったのはとても残念ですが、現在26歳と若い選手ですし、まだまだこれからの活躍が期待できます。
国際大会での成績も悪くないですし、怪我なく頑張ってほしいです。