西川龍馬選手の守備位置はどこなのでしょう。
熱狂的なカープファンや野球ファンであれば、即答できるかと思います。
しかし、ポジションが曖昧になっている人も多いのではないでしょうか。
西川選手は広島カープ在籍時、左翼手、つまり、レフトで主に出場していました。
経歴を見てみると、レフトだけを守っていたわけではないようなので、西川選手の守備位置遍歴をこの記事で詳しく見ていくこととします。
西川龍馬の守備位置-広島カープ入団時
西川龍馬選手は2015年のドラフトで、守備位置を「内野手」として指名を受けました。
2016年のレギュラーシーズンの開幕を1軍で迎えると、開幕第2戦で公式戦デビューしました。
翌日の第3戦では公式戦初安打を3塁打で記録し、広島の新人選手が1軍公式戦での初安打を三塁打で記録した事例は、NPBがドラフト制度を導入した1965年以降の入団選手としては初めてでした。
7月14日に行われたフレッシュオールスターゲームでは、ウエスタン・リーグ選抜チームの「1番・二塁手」としてフル出場を果たしました。
このことから分かるように、広島カープ入団当時の西川龍馬選手の守備位置は、内野手でした。
また、2018年、2軍調整ののち1軍に復帰した際は、三塁手を守備位置としました。
しかしながら、打撃面ではチームのリーグ3連覇に大きく貢献したものの、3塁の守備では送球難を露呈してしまったほか、この年のリーグ守備規定を満たした三塁手では最も多い17失策を記録してしまいました。
西川龍馬の守備位置 外野手への転向
西川龍馬選手は2019年、守備位置の選手登録を内野手としたまま外野手に転向しました。
先ほど述べたような送球難に加え、前年までの正中堅手であった丸佳浩選手が国内FA権の行使によって読売ジャイアンツへ移籍したことがその理由です。
7月15日のDeNA戦から「1番・中堅手」に定着し、「月間4本の初回先頭打者本塁打」という球団記録に加え、「4カード連続の初回先頭打者本塁打」という日本プロ野球公式戦記録を達成しました。
さらに、プロ入り後初めてのシーズン2桁本塁打も達成しました。
守備面に至っては、127試合で外野を守った一方、本職の内野では5試合にとどまりました。
しかしながら、2つのポジションができれば攻守の幅が広がるという理由から、秋季キャンプから内野と外野両方の守備練習を行っていたそうです。
2020年も内野手登録のまま外野手として起用されましたが、ケガなどにより出場試合数は76でした。
西川龍馬選手の現在の守備位置
西川龍馬選手は現在、主な守備位置をレフトとしています。
2023年には、7月11日の巨人戦で右脇腹の肉離れを起こし、出場選手登録を抹消されました。
8月8日に復帰しましたが、9月2日の中日戦で再び右脇腹を痛め、11日に出場選手登録を抹消されました。
アクシデントがありながらも、シーズン通算で109試合の出場、打率3割5厘、9本塁打、56打点という結果を残しました。
守備でも失策はわずか2と、チームに大きく貢献しています。
このような活躍があり、西川龍馬選手はシーズンの終了後、セ・リーグの外野手部門でベストナインを初めて受賞することとなりました。
初受賞ということでしたが、以前から活躍していたイメージがあったので驚きました。
移籍しても頑張ってほしいですね。
西川龍馬の守備位置【まとめ】
今回は西川龍馬選手の守備位置について明らかにしました。
広島カープ入団時は内野手をしていたなんて、最近ファンになった方なら驚きだと思います。
内野手と外野手どちらもこなすことができれば球団としては起用しやすいのかもしれませんが、選手としては大変そうな気がします。
西川選手は決して肩が弱いということでもありませんし、これからも外野手としての活躍を見守りたいと思います!