2023年シーズンをリーグ2位で終えた広島カープ。
どのような投手ローテーションが組まれていたのでしょうか。
5年連続の開幕投手となった大瀬良大地選手からはじまり、5人から7人くらいで回していたようです。
昨年までもよく見てきた選手も多いですが、あまり名前を聞きなれない選手もいたようです。
その点にも着目しながら、2023年の投手ローテーションを振り返っていきましょう。
広島カープの投手ローテーション
先ほども述べたように、広島カープは、5年連続で大瀬良投手により開幕を迎えました。
床田、玉村、九里、遠藤と繋いでいき、その後はアンダーソンやコルニエルといった外国人投手も先発ピッチャーとしてローテーションに加わります。
2022年のオフシーズンに手術を終えた森下投手も、5月には初登板を果たしました。
それ以降、玉村選手が離脱したり、野村選手が投げたりと、少しずつ変化はありますが、順調にローテーションをつないでいきました。
途中加わった投手に森翔平選手、黒原拓未選手、河野佳選手がいます。
森選手と黒原選手は2022年、河野選手はなんと2023年に広島カープに入団し、入団1、2年目でローテーション入りを果たしました。
最初に見たときは正直、大丈夫かなという不安もありましたが、先発としてとても頑張ってくれていました。
シーズン終盤には大瀬良、床田、森下、九里が中心となり、先発を務めました。
投げ抜いてくれたことは称賛すべきですが、広島カープに対しては「酷使しすぎ」との声があることも事実です。
勝ちたいのはもちろんですが、ケガもしてほしくないです。
難しいところですね。
CSでのローテーション
広島カープはクライマックスシリーズのファーストステージとファイナルステージで計5試合を戦いました。
そこでは誰が先発投手となったのでしょうか。
まずファーストステージ1戦目には床田選手がマウンドに上がりました。
2戦目は森下選手が先発を務めました。
初のCS登板となる2人でしたが、この2人に絶大な信頼が寄せられていることがわかりますね。
ファーストステージでは先に2試合勝利をおさめ、ファイナルステージへと進出します。
ファイナルステージでは、九里選手、大瀬良選手、床田選手がそれぞれ先発を任されました。
ペナントレースと同様の投手がマウンドに上がっています。
残念ながら3戦3敗で敗退してしまいました。
広島カープの投手には登板数の偏りがあり、それは先発投手だけでなく、中継ぎや、抑えの投手にもみられる現象です。
来年の2024年シーズン以降、若手の投手が力をつけ、先輩たちの負担をより減らしてほしいです。
広島カープの投手ローテ―ション2024年の予想
広島カープの来年の投手ローテーションを予想してみます。
大瀬良選手、床田選手、森下選手、九里選手がローテーションにいることに変わりはないでしょう。
この4人の軸はそうそう崩れることはないと考えられます。
それに加えて、今年のドラフト会議では、投手である常廣羽也斗選手が1位指名されました。
ルーキーではありますが、即戦力となり、開幕後すぐに先発として活躍する可能性も低くはないと思われます。
2023年シーズンでは途中で離脱してしまった玉村選手や遠藤選手、コルニエル選手にも戻ってきてほしいです。
そして、気になる選手がもう1人。
前田健太選手です。
これまで、メジャーリーグのドジャース、ツインズでプレーしていましたが、2016年に結んだ8年契約が満了し、FAで交渉を進めています。
これからもオファーがある限りメジャーでのプレーを続けるのか、それとも、黒田博樹のように「現役生活を日本で終える」との思いからカープに戻ってくるのか、とても気になりますね。
前田選手がカープに戻ってくるとすれば、もちろんローテーションに加わるでしょう。
現在広島カープの監督は新井さんが務めていますし、一緒にお立ち台に上がったこともありますから可能性がゼロではないというところに期待してしまいます。
広島カープの投手ローテーション【まとめ】
2023年は大瀬良選手、床田選手、森下選手、九里選手の4人が軸となってローテーションを回してきました。
森選手、黒原選手、河野選手など、若手の投手も徐々に力をつけ始め、来シーズン以降の活躍に期待がかかります。
現在その行方が注目を浴びている前田健太投手が広島カープに加われば、より一層選手層が厚くなること間違いなしでしょう。
何よりケガをすることなく、来年こそリーグ優勝、さらには日本一の称号を手に取ってほしいです!