2012年のドラフト会議で広島カープに指名を受けた高橋大樹選手。
鈴木誠也選手や上本崇司選手などを抑え、1巡目での指名でした。
そんな広島カープの高橋大樹は現在どこで何をしているのでしょうか。
この記事では、高橋選手の経歴を紹介しながら、引退を決意した理由と現在の高橋大樹について明らかにしていきます。
広島カープの高橋大樹の現在は?
2012年のドラフト会議で広島カープに指名を受けた高橋大樹選手。
鈴木誠也選手や上本崇司選手などを抑え、1巡目での指名でした。
しかしながら、9年間での試合出場数は49回。
2021年に現役を引退し、現在は何をしているのでしょうか。
その姿は、大阪にありました。
知人から紹介された一般企業に就職し、野球からは離れることを決めたそうです。
プロ入り前の高橋選手
高橋大樹選手が野球を始めたのは小学3年生の頃でした。
当時は捕手として活躍していました。
中学3年生の時にはAA世界野球選手権大会に出場しています。
現在メジャーリーグのボルチモア・オリオールズで活躍している藤浪晋太郎選手と一緒にプレーしました。
中学卒業後は龍谷大平安高等学校へ進学し、1年生の秋からベンチ入りしました。
2年生の夏には第93回全国高等学校野球選手権大会に外野手として出場し、初戦で敗退してしまったものの、本塁打を記録しています。
年明けの1月に右肩、肘の手術を受け、外野手へと転向し、3年生の夏には右翼手として第94回全国高等学校野球選手権大会に出場しました。
2回戦で敗退しましたが、同年9月に行われたAAA世界野球選手権大会の日本代表に選出されました。
中学時代にも一緒に戦った藤浪選手に加え、現在ロサンゼルス・エンゼルスで活躍する大谷翔平選手もチームメイトとして世界一を目指しました。
高橋大樹選手は、高校通算で43本塁打を記録しています。
そして、広島カープから1巡目指名を受け、契約金7500万円、年俸700万円で入団することとなります。
野球選手としてのキャリアは悪くないと言えるでしょう。
広島カープ入団後の高橋選手
高橋大樹選手は、2013年に広島カープに入団すると、ウエスタン・リーグで61試合に出場しました。
2014年6月18日には初めて1軍に昇格し、同日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦に「8番・指名打者」で出場し、1軍初出場、初先発出場を果たしました。
高橋大樹選手が初安打を記録したのは、2018年4月30日の阪神タイガース戦でした。
「7番・中堅手」としてスタメン出場し、岩貞裕太から公式戦初安打を記録しました。
2019年6月28日の横浜DeNAベイスターズ戦では初めて1番に起用され、2打席目にはプロ初本塁打を放ちました。
このシーズンでは自己最多の27試合に出場しました。
しかしながら、2021年11月3日、戦力外通告を受け、広島カープを退団することとなります。
その後トライアウトを受験しましたが、オファーはなく、現役を引退することを決意しました。
当時はまだ27歳で、周囲にはNPB以外での現役続行を望む声も多く、社会人野球のチームを紹介してくれる人もいたそうです。
しかし本人は、トライアウトをけじめとし、引退することを決めました。
大きな決断をスパッとできるところはとても素晴らしいと思います。
引退後の現在は大阪市内の一般企業で働いているようです。
高橋選手が引退を決めた理由
高橋大樹選手には、広島カープの二軍寮で「出世部屋」と呼ばれる104号室が与えられ、多くのスポットライトを浴びました。
しかし、広島カープへの同期入団には、現在シカゴ・カブスでプレーしている鈴木誠也選手がいました。
ドラフトの順位だけで見ると鈴木選手を上回っていました。
ですが、鈴木選手は1年目から1軍デビュー。
瞬く間にチームの中心選手へと駆け上がっていきました。
高橋選手はプロ野球で生き残るための精神力を持ち合わせていませんでした。
鈴木選手は強靭な精神力も持ち合わせており、高橋選手はその姿を見て、「勝てないな」と思ったそうです。
同年代には、鈴木選手だけでなく、大谷選手もいます。
現在の活躍を見ると、高橋選手の気持ちがわかるような気がします。
闘争心をかき消すほどの差を見せつけられると、どうしても劣等感を感じてしまいますよね。
それでも前を向き続けていられるのは、高橋選手の強さではないでしょうか。
その強さが現役時代に発揮されなかったのが残念です。
広島カープの高橋大樹は現在何をしている?【まとめ】
広島カープに在籍していた高橋大樹選手について紹介してきました。
同期の存在は、高橋選手に大きな影響を与えていました。
現役を引退した現在は大阪市内の一般企業に就職し、同期の選手がメジャーリーグで活躍している姿を楽しめているようです。
高橋選手がテレビで活躍する姿を見ることはできなくなってしまいましたが、これからもどこかで奮闘していることでしょう。
新しい地でも頑張ってほしいです!