プロ野球観戦の醍醐味である選手の登場曲。
個性が溢れ、球場を盛り上げたり和やかにさせてくれたりします。
アマチュア野球にはない選手の登場曲。
プロ野球選手の特権ともいえます。
テレビから聞こえてくる登場曲で、誰の打席か分かるファンも多いでしょう。
2022年のドラフト会議で、中日ドラゴンズから1位指名された仲地礼亜投手にも登場曲があります。
プロ1年目のシーズンは9試合に登板し、プロ初勝利を含む2勝を挙げた仲地礼亜投手。
今回は、今後の飛躍が期待される仲地礼亜投手の登場曲について探っていきます。
仲地礼亜投手の登場曲
仲地礼亜投手の登場曲は、イクマあきらさんの『ダイナミック琉球』です。
仲地礼亜投手は沖縄県の出身で、この曲を登場曲に選んだのだと考えられます。
沖縄県の大学に所属する選手として、史上初となるドラフト指名を受けた仲地礼亜投手。
故郷を離れ、一人で見知らぬ地にやって来た新社会人の支えになっているような登場曲に、毎回感動します。
2023年は『ダイナミック琉球』だけを使用し、仲地礼亜投手の最新曲となっています。
故郷と共に戦いに挑んでいることが伝わり、仲地礼亜投手にとって特別な曲だということが分かります。
仲地礼亜投手独特の空気感を後押し
ゆったりとした曲調で、まっさらなマウンドに向かう仲地礼亜投手の姿は、他の先発投手とはひと味違った空気感を演出しています。
球場内にドンっ、ドンっと響くようなサウンドの曲で登場する投手もいれば、ドラマや映画の主題歌で登場する投手もいます。
登板前のモチベーションを上げるため、テンポの良い登場曲を選択する投手も多い中、故郷にちなんだ登場曲を選択することは珍しいです。
近年の中日の投手陣で、故郷を想った登場曲を選択した投手は記憶にありません。
2021年シーズンまで在籍していた又吉克樹投手(ソフトバンク)も沖縄県の出身でしたが、B’zさんの曲を使用していました。
故郷とは関係ない曲で、仲地礼亜投手は故郷を大切にしていることが分かります。
マスコミのインタビューを受ける時、他の選手とは違いいつもニコニコしている仲地礼亜投手。
誰からも愛されるキャラクターが、登場曲にも表れているのかもしれません。
穏やかでゆったりとした曲調が、仲地礼亜投手独特の空気感を後押ししていると考えています。
中々登場曲が聞けなかったが・・・
記念すべきプロ初登板が5月13日のヤクルト戦。
敵地・神宮球場での試合で、仲地礼亜投手の登場曲は流れませんでした。
しかも、脇腹を痛めて1イニングで降板し、離脱しました。
開幕1軍を逃しただけでなく、故障による離脱で仲地礼亜投手の登場曲を公式戦で聞く機会が中々訪れませんでした。
その後、復帰戦となった7月26日のDeNA戦は、本拠地・バンテリンドームでの試合でした。
仲地礼亜投手の登場曲がようやく流れ、プロ野球選手の第1歩を歩んだ瞬間でした。
期待のドラフト1位右腕がプロ初勝利を挙げた記念すべき日にもなり、ファンとしては忘れられない1日となりました。
本拠地での活躍に期待
試合日程の関係で、その後は7試合に先発しましたが、本拠地での登板は2回だけ。
いずれも敗戦投手となり、仲地礼亜投手の登場曲がファンの間で浸透するまでにはいきませんでした。
本拠地で勝利投手になれば高確率でヒーローインタビューに呼ばれ、お立ち台に向かう時に登場曲が流れます。
勝利の余韻と歓喜に沸くファンに登場曲が浸透し、メディアにも取り上げられる機会が増えます。
仲地礼亜投手が本拠地で活躍すれば、故郷ゆかりの登場曲が話題となります。
敵地での活躍も楽しみですが、2024年以降は本拠地での登板、活躍に期待が集まります。
仲地礼亜投手の登場曲【まとめ】
今回は仲地礼亜投手の登場曲について探りました。
故障の沖縄にちなんだ『ダイナミック琉球』を登場曲にしている仲地礼亜投手。
ゆったりとした曲調で他の投手にはない空気感を演出し、仲地礼亜投手らしさを表現しています。
しかし、プロ1年目はバンテリンドームで登板する機会が3回しかなく、登場曲を聞く機会があまりありませんでした。
2024年以降はどんな登場曲を選択するのか分かりませんが、引き続き『ダイナミック琉球』を使用する可能性は大いにあります。
沖縄らしさ、仲地礼亜投手らしさが溢れ出る登場曲に注目です。