毎年年末に、その一年を象徴する言葉が選ばれるユーキャン新語・流行語大賞。
2022年のユーキャン新語・流行語大賞には村神様が選ばれ、話題となりました。
プロ野球ファン以外の人で、村神様とは何か?と思った人もいたのではないでしょうか。
村神様の由来は、ヤクルトスワローズの村上宗隆選手の神がかり的な活躍がきっかけです。
本名の「村上」をもじって「村神」としたということですね。
SNSなどを通してその愛称が広がり、ヤクルトスワローズファンのみならず、プロ野球ファンからもその呼び方が定着しました。
今回は村神様と呼ばれるようになった時期や、由来について。
そしてまさに神がかり的な村上宗隆選手の活躍について、詳しく紹介していきます。
村神様という言葉の由来は?
ヤクルトスワローズの連覇に貢献、若くして日本を代表する主砲へと成長
村上宗隆選手は2017年ドラフト1位で九州学院高校からヤクルトスワローズへ入団します。
1年目の終盤に一軍昇格し、早くもプロ初打席で初本塁打を放っています。
その後はヤクルトスワローズの主砲として、本塁打を量産。
2021年にはシーズンを通して4番打者を務め、チームの6年ぶりのセリーグ制覇・20年ぶりの日本一に大きく貢献。
その年のMVPにも輝いています。
翌2022年になっても、その打棒はとどまることを知らず、日本人シーズン本塁打のプロ野球記録56号本塁打を記録。
令和初・史上最年少の三冠王となり、ヤクルトスワローズを2年連続のセリーグ優勝に導きました。
2023年のwbcでも、準決勝でのサヨナラ安打・決勝での本塁打など大活躍を見せ、もはやヤクルトスワローズだけでなく、日本の主砲として君臨しています。
このあたりから神々しい風格も漂ってきましたね。
その神がかり的な活躍から村神様の愛称が生まれ、SNSのトレンドに
2021年シーズン、ヤクルトスワローズが6年ぶりのセリーグ優勝へ突き進むシーズン半ばころから、Twitter(現X) などのSMSで村神様の愛称が使われ始め、瞬く間に広がっていきます。
その由来は何だったのでしょうか。
もともと以前より、チームを勝利にいざなうその活躍が敬われ、「村上様」と呼ばれることが多くなってきました。
その後も、驚異的なペースで本塁打を打ち続けるその光景が「神がかり的」なことととらえられ、村神様と呼ばれるようになった、というのが由来と言われています。
一番最初に誰が言い始めたか、諸説があるようですが、正確にはわかっていません。
しかし、SNSを通して、いつの間にか多くのファンがその愛称を使い始めます。
球団も応援タオルなどに村神様の文字を入れた「村神降臨」グッズを販売するなど、村神様ブームは大盛り上がりを見せ始めます。
その存在感が村神様の愛称にふさわしく、新語・流行語大賞を受賞
村神様の愛称が流行した2022年は、村上宗隆選手にとっても記録ラッシュとなり、ヤクルトスワローズも2年連続セリーグ優勝を果たします。
まさに村神様の愛称にふさわしい神がかり的な大活躍を見せました。
その活躍が日本の社会全体に大きく認知されたという評価を受けたこともあり、2022年ユーキャン新語・流行語大賞に村神様が選出されることとなりました。
実は、村神様という愛称に関しては、以前よりスポーツ界や芸能界などで同性の著名な「村上さん」を讃える意味で、何人もの人に使われてきた呼び名でした。
それが「新語・流行語大賞」にまで選出されるまで定着したのは、そのインパクトの大きさがうかがえますね。
村上宗隆選手自身は、「僕は人間なので・・」とジョークを交えたコメントを残しています。
しかし、プロ野球ファン、特にヤクルトスワローズファンにとっては、この数年間の村上宗隆選手の活躍は「神」に等しいものと言えるのではないでしょうか。
村神様の由来とは?【まとめ】
2022年のユーキャン新語・流行語大賞に選出された村神様、その由来などに関して紹介しました。
村上宗隆選手のその成績が、プロ野球の歴史においても群を抜いて驚異的であるのは間違いありません。
それだけではなく、何よりもそのプレイスタイルや日頃の礼儀作法、そしてチームの中心選手として、2年連続でセリーグ優勝に導いてくれたことも、村神様と呼ばれる由来なのでしょう。
村上宗隆選手は、ヤクルトスワローズだけでなく、オリンピックやwbcでも日本全体を笑顔にさせてくれました。
その存在自体、神様と呼ばれるにふさわしいものと言えるのではないでしょうか。
まだ23歳と若い村上宗隆選手はこれからさらに脂がのってくる年頃となります。
どこまでその神通力を発揮し続けるのか、楽しみで仕方ありません。