ヤクルトスワローズのエースと言えば、多くのファンは小川泰弘選手と答えることでしょう。
小川泰弘選手は2013年にヤクルトスワローズに入団し、2023年までに通算102勝をあげています。
6度の開幕投手を務め、2020年にはノーヒットノーランも達成している、チームの大黒柱です。
その小川泰弘選手と、チームのキャプテンである山田哲人選手はとても仲良しということが知られています。
年齢は小川泰弘選手の方が2歳上。
それでも、投打でチームを支える2人の絆は深いものがありそうですね。
今回は小川泰弘選手と山田哲人選手の仲良しエピソードについて紹介します。
小川泰弘選手と山田哲人選手の仲良しエピソード
ヤクルトのエースに君臨する「和製ライアン」と、ミスタートリプルスリー。
小川泰弘選手は、入団1年目の2013年にいきなり16勝をあげ最多勝のタイトルを獲得、新人王にも選出されました。
左足を高く上げる独特の投球フォームが、メジャーリーグ伝説の投手ノーラン・ライアンの投球フォームに類似していることから、「和製ライアン」のニックネームで呼ばれています。
その後、長年にわたり、ヤクルトスワローズの投手陣の中心として活躍を続けています。
一方、山田哲人選手は2011年にヤクルトスワローズに入団した後、3度のトリプルスリーを達成、「ミスタートリプルスリー」と呼ばれた日本を代表するスラッガーです。
オリンピックやwbcなど、世界の舞台でも数々の活躍を見せてきました。
2021年からはヤクルトスワローズのキャプテンに就任し、セリーグ2連覇を果たしたチームのまとめ役を担っています。
エースとキャプテンがご近所同士。野球以外の趣味も大切な時間
小川泰弘選手は、チームのキャプテン山田哲人選手ととても仲良しと言われています。
2人は以前同じマンションに住んでいたこともあり、お互いの部屋を行き来するなど、頻繁に交流をしていたようです。
現在は別々のマンションで生活されているとのことですが、それでも距離的に近所のようで、よく一緒に連れ立って食事に出かけているそうです。
チームのエースとキャプテンという関係もあり、ヤクルトスワローズの今後について熱い議論をされているのではと思いきや、意外にも野球の話はほとんどしないようです。
山田哲人選手曰く、「(小川泰弘選手は)都市伝説のネタなどが好き」とのことです。
ちなみに、小川泰弘選手はおしゃれにも興味があるようで、インスタグラムには個性的なファッションに身を包んだ自身の姿を度々アップされています。
プロ野球選手とは思えない数々の写真には驚きです。
日頃はグラウンドで熱い闘いを繰り広げるプロ野球選手にとって、野球以外の趣味を持つことは、精神的な安定にもつながるのでしょうね。
表情もなんとなく似ている2人。お互いの存在は「癒し」に
山田哲人選手は小川泰弘選手の2歳年下です。
プロ入りは、高卒入団の山田哲人選手の方が2年早く入団しています。
山田哲人選手の気配りと、小川泰弘選手のどこかのほほんとした人柄がうまくかみ合っているのでしょうね。
2023年9月に小川泰弘選手が通算100勝を達成した時には、山田哲人選手は小川泰弘選手のことを讃えるとともに、「癒し」と語っています。
プロ野球選手同士の場合、こういうケースではよく「刺激」という言葉が使われますが、正反対の「癒し」という言葉が出るほど、2人の関係がとても良いことが伝わります。
たまたまかもしれませんが、2人が並んだ時のその柔らかな表情もどことなく似ている気がしますね。
野球人生の岐路に立った時、2人の絆がお互いの背中を支えた
2020年のシーズンオフは、FA権を取得した2人にとって大きな判断が迫られる期間でした。
他球団への移籍するのではという予想が日々報道で流れる中、お互いにとても苦しい心境だったと思います。
先に山田哲人選手がFA権を行使せずヤクルトスワローズに残留することを表明し、年俸推定5億円プラス出来高の7年契約を交わしました。
一方、FA権を行使し、年末まで悩み続けた小川泰弘選手でしたが、4年8億円の契約でヤクルトスワローズに残留することとなりました。
小川泰弘選手が悩み続ける中、12月6日に行われたファン感謝DAYでは、山田哲人選手が大勢のファンの前で「一緒に野球をしよう」と声をかけました。
それでも悩み続けていた小川泰弘選手でしたが、他球団との交渉が続いていたある夜、なんと山田哲人選手が夢に出て来て、びっくりしたとのことでした。
この出来事は、間違いなく小川泰弘選手の残留という決断につながったのでしょう。
2人の熱い絆が感じられる、ちょっと不思議なエピソードですね。
山田哲人選手は残留を決めてすぐにチームのキャプテンに立候補。
小川泰弘選手もその翌年から選手会長を務めるなど、2人は個々のプレーだけではなく、チームをまとあげる、大きな精神的柱ともなりました。
そして2人が残留した翌年の2021年から、ヤクルトスワローズはセリーグ2連覇を果たします。
小川泰弘選手と山田哲人選手の仲良しエピソード【まとめ】
ヤクルトスワローズのエース小川泰弘選手と、キャプテン山田哲人選手の仲良しエピソードを紹介しました。
2人がグラウンドで見せてくれるプロ野球選手としての華麗なプレーとその成績はいつもファンの心を熱くさせてくれます。
一方、プライベートに戻ると、心休まるひとときとして2人で過ごす時間を大事にしている様子がうかがえました。
このひとときが、常に戦いの場において身を酷使するプロ野球選手にとってはとても必要なことです。
ヤクルトスワローズは昔からファミリー的な雰囲気のチームと言われています。
その緩さが厳しく指摘されるシーズンもありますが、逆にその絆でチーム一丸となり、戦力に勝る他のチームを退けていく戦い方も特徴です。
小川泰弘選手と山田哲人選手の仲良しエピソードを見ていると、ヤクルトスワローズのあたたかなチームの雰囲気を改めて感じられる気がしますね。
これからも2人でチームを引っ張っていってほしいですね!