ソフトバンクホークスの2軍の本拠地が、2016年に雁の巣から筑後に移って7年目を迎えました。筑後のファームでは若鷹の愛称で親しまれている2軍の選手達が、日々1軍への昇格を目指して練習に励んでいます。
2軍の年間の試合数は139試合も組まれており、現在ソフトバンクホークスはリーグ2位という強さを発揮しています。2軍のスタメンには1軍を経験した選手もいれば、3軍から昇格してきた勢いのある若手が混ざり、1軍と遜色がない強さと言えます。今回のこの記事では、1軍と遜色のないソフトバンクホークスの2軍の選手達をスタメンと注目選手に分けて紹介していきます。是非、最後までお付き合いください。
ソフトバンクホークス2軍にスタメン選手がいる?なぜスタメンにあの選手がいるの!?
直近の6月29日に筑後で行われた試合のスタメンを紹介していきます。
6月29日筑後タマホームスタジアム
2番 野村勇
3番 ガルビス
4番 リチャード
5番 増田
6番 九鬼
7番 佐藤直樹
8番 勝連
9番 西尾
先発投手 高橋礼
2軍のスタメンを見て注目すべきは1番に周東選手がいることです。周東はこの日、18時にPayPayドームで開始された1軍の試合にも出場しています。これには筆者も驚きましたが、2軍の試合開始時間は13時でした。
周東選手は13時開始の2軍の試合が終わったあとに筑後からPayPayドームに移動して18時からの1軍の試合にも出場していました。1軍と2軍の両方に出場するなんて、余程期待されている選手なのかと思いましたが、これにはちゃんと理由がありました。実は周東選手は過去にも志願して2軍の試合に出場したことがあります。
志願した理由は自分の打率が低いため、志願したとのことでした。現在、周東の打率は1割7分9厘、この打率であれば1軍と2軍の同時出場も周東選手が自ら志願した可能性が考えられます。28日の1軍の試合で試合を決めた、神走塁が注目されていましたが、ストイックに自分を追い込む姿がかっこいいですね。
その他の顔ぶれを見てみても、野村勇選手にガルビス選手、佐藤直樹選手と1軍で出場経験のある選手達が並んでいます。2軍といえど、1軍の選手達を脅かすメンバーです。誰か1人でも調子が上向いてくれば、1軍の選手との交代もあり得るでしょう。
周東や野村勇らを抑えて注目すべき選手とは?好調をキープしているのはあの選手!
名だたる選手達を抑えて注目してほしい選手は5番で出場している増田珠選手です。増田選手は4月に1軍への昇格を果たしましたが、成績を残せず、再び2軍に降格してきました。
しかし、2軍で好調をキープしており、29日の試合の他に28日と27日の試合にも連日スタメン出場していて、どの試合でも結果を残しています。そして、6月25日時点ではありますが、打率は驚異の3割4分1厘と状態が良いです。このまま良い状態が続けば、1軍昇格の日は近いでしょう。
投手でみるソフトバンクホークス2軍注目選手
投手で注目選手をする選手は高橋礼投手です。5月に1軍での登板がありましたが、実力が発揮できず2軍に降格となりました。29日の試合で先発して失点してしまったものの、防御率1.91と好調をキープしています。
このまま好調をキープできれば1軍に再び昇格する日も近いと言えます。その他、この日に継投して投げた投手に又吉投手がいます。1軍で投げて、好投していた時期があるだけに状態をもどして、再び1軍で活躍してほしいです。
3軍、4軍の選手達にもチャンスはある!
ソフトバンクホークスの2軍選手のスタメンの顔ぶれを見ていると、3軍・4軍の選手達にチャンスが無いのでは、と思えてきますが、実はそうでもありません。29日のスタメン選手で8番の勝連選手は2020年に育成ドラフト4位で入団した選手です。
ソフトバンクホークスが育成選手に力を入れている球団なので、育成ドラフトで入団した選手であっても、2軍のスタメンになれるのです。ですが、2軍のスタメンになるのは、そう簡単なことではありません。さらに1軍となると、より難しいと言えます。
1軍・2軍の選手達を脅かすような選手が1人でも多く出てきてほしいものです。
ソフトバンクホークスの2軍の選手とは?スタメンから注目選手まで徹底調査!【まとめ】
ソフトバンクホークスの2軍選手を紹介してきましたが、スタメンにいる選手は、ほとんどが1軍から降格してきた選手ばかりです。名前で見ても、1度はテレビで見たことあるという選手が並びます。それだけソフトバンクホークスの2軍選手のレベルが高いとも言えます。
しかし、2軍の試合を見ていて、同じ選手が連日出場するというのは珍しいことで、あまりありません。それだけ2軍で試したい選手が多いということと、ソフトバンクホークスの選手層が厚いと言えます。これから2軍、1軍とステップアップしていく選手がどれだけ出てくるか楽しみです。