セリーグの球場の広さを比較!ホームランの出やすさに違いはあるのか調べてみた!

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プロ野球では、公式戦で使用される球場の広さには規定があるものの、実際にはホームから外野フェンスまでの距離や、フェンスの高さは球場ごとに違いがあります。

この広さによって、ホームランが出やすい球場、出にくい球場と分かれます。

昔と比べると各球場ともにそれなりに広くなっています。

東京ドームや横浜スタジアムのように、一昔前は広いと言われていた球場が、現在では狭い球場という位置づけになってしまいました。

日本で随一の広さを誇るマツダzoom-zoomスタジアムやバンテリンドームがある一方で、両翼が短く、フェンスも低い神宮球場は特にホームランが出やすい球場と言われています。

今回はプロ野球、セリーグのそれぞれの球場の広さについて、詳しく調べてみました。

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目次

セリーグ球場の広さを比較!

公認野球規則2.01には、プロ野球の球場の広さについて「両翼325フィート(99.058メートル)、センター400フィート(121.918メートル)以上なければならない」と規定されています。

つまり、この規定をクリアしていれば、どんなに広くても、また非対称の形状でも構わないということになります。

実際には、セリーグ6球団の本拠地の広さは以下の通りです。

・阪神甲子園球場:両翼95m・センター118m・左右中間118m

・マツダzoom-zoomスタジアム:両翼101m/100m・センター122m・左右中間116m

・横浜スタジアム:両翼94.2m・センター117.7m・左右中間111.4m

・東京ドーム:両翼100m・センター122m・左右中間110m

・神宮球場:両翼97.5m・センター120m・左右中間112.3m

・バンテリンドーム:両翼100m・センター122m・左右中間116m

両翼が一番長いのはマツダzoom-zoomスタジアム、一番短いのは横浜スタジアム。

センターが一番長いのは東京ドームとバンテリンドーム、一番短いのは横浜スタジアム。

左右中間が一番長いのは阪神甲子園球場、一番短いのは東京ドームとなります

外野フェンスが一番高いのは横浜スタジアム、低いのは阪神甲子園球場

さらに、フェンスの高さは以下の通りです。

・阪神甲子園球場:3.0m

・マツダzoom-zoomスタジアム:3.6~2.5m

・横浜スタジアム:5.0~5.3m

・東京ドーム:4.24m

・神宮球場:3.3m

・バンテリンドーム:4.8m

フェンスが一番高いのは横浜スタジアム、一番低いのは阪神甲子園球場となります。

横浜スタジアムはスタンドまでの距離が総じて短い分、フェンスを高くしているのですね。

フェンスが高いと当然ホームランは出にくくなります。

一方で、フェンスが低い球場では、外野手がフェンスによじ登ったり、腕をスタンドの内側まで伸ばすなどしてホームラン性の打球をキャッチするような、超プロ級のファインプレーが時折生まれます。

ホームランが一番多い神宮球場、一番少ないバンテリンドーム

2023年シーズン、球場ごとのホームラン数は以下の通りです。

・阪神甲子園球場:68

・マツダzoom-zoomスタジアム:100

・横浜スタジアム:91

・東京ドーム:149

・明治神宮球場:168

・バンテリンドーム:56

単純に本数で比較すると、一番ホームランが多かったのが神宮球場、一番少なかったのがバンテリンドームとなります。

もちろん、これらの数字には、ホームチームにホームランバッターが多くいるかいないかによっても大きく変わってくるでしょう。

中日ドラゴンズは2023年のチームホームラン数が12球団最少の71本でした。

読売ジャイアンツやヤクルトスワローズは、球場の狭さに加え、ホームランバッターの岡本和真選手、村上宗隆選手などの存在も大きいと言えます。

ドーム球場と屋外球場の大きな違いはその日の天候

ドーム球場と屋外球場で、ホームランの出やすさに違いは生じるのでしょうか?

例えば、東京ドームは球場内の気圧調整の関係でホームランが出やすいと噂されています。

実際に東京ドームのホームラン数も多いですね。

ドーム球場と屋外球場の大きな違いは天候です。

特に風や夏場の高温多湿などによる影響は少なからずあるかもしれません。

しかし、打球というのは気温が高い方が飛距離は伸びると言われています。

ということは、夏場の屋外球場の方が、ホームランが出やすいということになります。

そのため、必ずしもドーム球場はホームランが出やすいとは言い切れませんね。

東京ドームはホームランが出やすいという印象が強いのは、これまでFAなどで数多くのホームランバッターを獲得してきたことも要因かもしれません。

ただ、今でも様々な説があり、真実はわからないというのが現状です。

セリーグの球場の広さ比較!【まとめ】

今回はプロ野球セリーグの各球場について、その広さなどを比較してみました。

かつては、セリーグでは広島東洋カープの広島市民球場や、大洋ホエールズの川崎球場と言った、両翼が90m前後という狭さの本拠地もありました。

今ではほとんどの球場が格段に広くなっています。

そう思うと、21世紀以降、プロ野球で大きく変わったのは球場なのかもしれません。

球場に観戦に訪れた際、スタンドに入ると目の前に広がる広いフィールドはとても壮観ですね。

その球場の広さをもろともせずに豪快にスタンドに放り込むホームランは、いつの時代も野球の華です。

プロ野球の球場はこれからどのような感動的なシーンを演出してくれるのでしょうか。

ワクワクしながら球場に足を運びましょう。

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