広島カープの愛されマスコットキャラクターは何の動物がモチーフなのでしょうか。
カープだからといって鯉がモチーフになっているイメージはあまりないような気がします。
調べてみると、広島カープにはいくつかのマスコットキャラクターがいました。
その中でも特に有名なのが、スラィリーです。
スラィリーは架空の生き物のようで、デザインは「セサミストリート」のキャラクターデザインを手がけたアメリカのハリソンエリクソンが担当しました。
MLB球団フィリーズの「フィリー・ファナティック」も手がけており、この2匹の見た目はとても似ています。
そんなスラィリーや、他のマスコットたちについて、紹介していきます。
広島カープのマスコットの動物の正体は?
※スラィリーのプロフィール
スラィリーが初めてファンの前に姿を現したのは、1995年7月29日の中日戦でした。
他の球団とは少し異なり、何の動物をモチーフにしたのかよくわからない見た目で登場しました。
名前の由来は英語の「slyly」で、「お茶目な」や「いたずら好きな」という意味があります。
その名の通り、スラィリーはいろんなことをしてファンを楽しませてくれます。
腰の部分を回している姿や、鼻からピロピロ笛を出している姿を1度は見たことがあると思います。
広島カープが勝利した時や、広島カープの選手が何らかの記録を達成した時などには、体の色がピンク色になったスラィリーを見ることができます。
スラィリーの目も、ニコニコの目やハートの目、険しい目など、状況に応じて変化します。
試合の合間にスラィリーの様子を眺めるのも1つの楽しみ方だと言えるでしょう。
スラィリーは中日のマスコットであるドアラと仲がよく、広島カープと中日ドラゴンズの試合では2匹のパフォーマンスにもぜひ注目してほしいです。
球場以外でも広島カープの公式YouTubeである「スラィリーの部屋」というチャンネルでその姿を見ることができます。
動画も短めに編集してあるので、気軽に覗いてみてください。
※最古参のマスコット:「カープ坊や」
広島カープには、プロ野球球団の中で最古参のマスコットキャラクターがいます。
そのマスコットの名前は「カープ坊や」です。
野球少年をモチーフにしており、主に球団グッズのイラストとして起用されています。
登場したその年にカープが初優勝し、それ以来カープのマスコットキャラクターとして長年愛されています。
ユニフォームがモデルチェンジするごとに坊やのユニフォームも変わっており、2001年までと2009年以降のマークは縁取りが紺色で、縦縞のユニフォームだった2002年から2008年までは黒色となっています。
2009年のユニフォーム変更の際には、赤を基調としたビジター用ユニフォームを着用したものも登場しました。
2011年にはマツダスタジアム内に「ふわふわカープ坊や」という遊具が設置され、イベントへの貸し出しも行われています。
カープ坊やには様々なアレンジバージョンがあり、監督や選手の顔をカープ坊や風にデザインした「選手坊や」や、女の子版の「カープ女の子」、赤ちゃんバージョンの「ベビー坊や」が登場しています。
ベビー坊やはバットの代わりに哺乳瓶を持っており、とてもかわいらしい見た目をしています。
グッズの可愛さや種類の豊富さは、12球団の中でもトップを争っているのではないでしょうか。
※球場に表れた謎の動物
スラィリーやカープ坊やがマスコットとして有名な広島カープですが、2021年のある時、謎の動物が登場しました。
見た目はカバのようにもウシのようにも見える動物で、なんと警備員を食べてしまうのです。
広島カープの公式サイトでは「いつ出没するかは全くの不明のため、ファンの皆さま、関係者の皆さまもご注意ください」と呼びかけられています。
そのマスコットは「ムッシャー」と名付けられましたが、この動物を新たなマスコットキャラクターとして受け入れてよいものかわかりませんでした。
2022年には、広島のプロバスケットボールチームであるドラゴンフライズの試合中に出現しました。
球場での目撃情報はほとんどなく、ムッシャーはどこへ行ってしまったのか、わからないままとなっています。
突如姿を現した謎の動物は、これからどこに姿を現すのでしょうか。
広島カープのマスコットの動物の正体とは?【まとめ】
広島カープのマスコットについて紹介してきました。
特に「この動物がモチーフ」というマスコットはおらず、ますます疑問が残ったような感じになってしまいました。
しかしながら、その何とも言えない見た目が人気を集めているのかもしれませんね。
12球団最古参のカープ坊や、いたずら好きのスラィリー、スタッフを食べてしまうスラッシャーと、広島カープには多くのマスコットがいます。
スラィリーが他の球団マスコットと仲良くしている姿や、神出鬼没のスラッシャーがいつ現れるのか、次の試合を楽しみに待ちましょう!