近年のプロ野球にはエンターテインメント性も重視され、様々なところでファンを楽しませてくれる工夫が施されています。選手の入場曲もそのひとつでしょう。
投手であれば登板時、野手なら打席に入る時に、自身で選んだ楽曲が大音量で流されるのです。入場曲は時に観客のボルテージを上げ、時に相手に威圧感を与える。そして、入場曲にはその選手の趣味嗜好が表れるのです。さて、ジャイアンツの選手はどのような曲を自身の入場曲にしているのでしょうか?
ジャイアンツ投手の入場曲
投手の入場曲が流されるのは登板時、先発投手であれば打席に入った時です。それでは一部ですが、ジャイアンツの投手の入場曲をご紹介します!(2023年6月現在)
・戸郷翔征 → The Nights(Avicii)他1曲
・菅野智之 → 追い風(SHE’S)、Finally(安室奈美恵)他1曲
・高梨雄平 → アイドル(YOASOBI)他1曲
以上は一部に過ぎませんが、流行りの曲から洋楽、個性的な楽曲が入場曲に選ばれていますね。大勢選手の登場曲は特に個性的。実際に球場で観戦したことのある方には分かっていただけるかと思いますが、これが最高にカッコいいんです。
リニューアルされた特大のビジョンの映像と照明、音響をフル活用した登場演出は圧倒的。ジャイアンツファンのボルテージを最高潮に上げてくれます!
ジャイアンツ野手の入場曲
野手の場合は何度も打席に立つので、場面ごとに使い分ける選手もいます。なんと、多い選手だと5曲も選んでいます。それでは一部、ご紹介します!
・中田翔 → My HERO(ビーグルクルー)
・岡本和真 → 栄光の男、希望の轍(サザンオールスターズ)他2曲
・坂本勇人 → キセキ(GReeeeN)、カンジルママニ[#6 ver.](maaboo)他2曲
岡本選手はサザンオールスターズの楽曲を2曲をセレクト。選手の好みを知ることができるのも入場曲の魅力のひとつですよね!実はジャイアンツの野手には、個人的にアーティストから入場曲として楽曲提供を受けている選手がいます。丸選手の入場曲の「夜をこえて」は、親交のあったアーティストのHONEBONEから入場曲として楽曲提供を受けたそう。
中田翔選手の登場曲は主力選手には珍しく、1曲のみ。こちらのMy HEROという楽曲も、2014年ファイターズ時代に中田選手のためにビーグルクルーが制作。ジャイアンツ移籍後の現在も愛用しており、野球ファンにはお馴染みの1曲になっています。そして、坂本勇人選手も同様に入場曲として楽曲の提供を受けています。それがmaabooさんの「カンジルママニ」です。
楽曲提供に至るまでの過程には泣ける裏話がありました。次節で坂本選手と楽曲を手掛けたmaabooさんとの素敵なエピソードを紹介します!
坂本勇人と「カンジルママニ」
坂本選手とmaabooさん、2人の出会いは2017年末。当時maabooさんは、既に音楽活動とは距離を置いていたそう。しかし、共通の知人を通じての食事会で坂本選手に、かつて作曲していたことを明かしたmaabooさん。
この会話が彼の人生を変えることとなりました。なんと、坂本選手から直々に入場曲作成のオファーが。一度は音楽活動を諦めたものの、坂本選手が再び夢を追わせてくれるキッカケをくれたのです。こうして完成したのが「カンジルママニ」でした。2018年シーズンから現在まで、坂本選手とともにジャイアンツファンに愛されているのです。
ジャイアンツの選手の入場曲2023年は?その裏には感動秘話もご紹介!【まとめ】
入場曲には普段なかなか見られない、選手の好みが顕著に表れていて面白いですね!プロ野球界には、坂本選手や中田選手のように、個人的に入場曲の作成をオファーしている選手も多くいます。
そして、入場曲はファンを楽しませてくれる要素のひとつです。まだ球場で観戦したことのない方は、ぜひ球場に足を運んでみてはいかがでしょうか?