プロ野球観戦において、今やスタジアムの盛り上がりに欠かせないのが、選手が打席に入る際に流れる入場曲です。
プロ野球選手にとって、打席に入る際に流れる曲を選ぶ理由はそれぞれです。
テンションを上げる曲・思い入れのある曲・心を落ち着かせる曲・ただ単純に流行の曲、などの理由があげられます。
選ばれた曲を見ると、その選手一人一人の感性や好みの傾向がわかる気がします。
今の時代ならではの野球観戦の楽しみ方の一つですね。
ヤクルトスワローズのキャプテンとして、チームをまとめる山田哲人選手。
3度のトリプルスリーを達成するなど圧倒的な成績で、いまや日本を代表する右のスラッガーです。
その山田哲人選手は打席に入るごとに入場曲として5曲選んでいます。
現代のミスタースワローズ・山田哲人選手は、打席に入る際、どのような曲を選ばれるのでしょうか。
紹介してみたいと思います。
山田哲人選手の入場曲は第5打席まで選曲している
ヤクルトスワローズの公式サイトに掲載されている、2023年の山田哲人選手の打席別の入場曲は、以下の通りです。
第一打席
「遠くの空 指さすんだ」 GReeeeN
第二打席
「answer」 Harumi
第三打席
「ALIVE」 SOUL’d OUT
第四打席
「Pride」 遥海
第五打席
「キズナ」 Hi-Fi CAMP
山田哲人選手は主に1番や3番などの上位打線を打つことが多いため、試合展開によって第五打席までまわる機会が多いです。
その最終打席に至るまで、しっかりと別々の曲を選んでいます。
なお、山田哲人選手はじめ、ヤクルトスワローズの全選手の登場曲(投手の場合は登板時に流れる曲)の一覧をヤクルトスワローズ公式サイトでご覧いただけます。
ヤクルトスワローズ選手登場曲
https://www.yakult-swallows.co.jp/players/music
小さい頃からのファン、GReeeeNとの熱い絆が生んだ名曲が第一打席に
第一打席の入場曲に選曲している「遠くの空 指さすんだ」は、GReeeeNが山田哲人選手のために書き下ろした曲です。
気持ちが上がる曲調とその歌詞が、第一打席にぴったりですね。
山田哲人選手は、中学生の頃からGReeeeNのファンだそうです。
GReeeeNのメンバーも、
「山田選手の活躍に感動しました。記録だけでなく記憶に残りました。
山田選手のますますの活躍につながるような力強い応援歌となり、ファンの皆様に愛される曲になるよう、全力でこの楽曲を作らせていただきました」
と、嬉しいコメントをしています。
山田哲人選手とGReeeeNのメンバーとの熱い絆を感じます。
この「遠くの空 指さすんだ」のミュージックビデオには、山田哲人選手本人も出演して、話題となりました。
遥海さんの曲はあの村上宗隆選手も選曲。ファン感謝DAYでも本人が披露
山田哲人選手が第四打席の入場曲として選んでいるのが、遥海さんの曲「Pride」です。
この遥海さんの曲は、チームメイトの村上宗隆選手も「声」という曲を選んでいます。
申し合わせたかはわかりませんが、2人の共通の趣味なのかもしれませんね。
遥海さん自身もそのことを粋に感じていて、2021年のヤクルトスワローズファン感謝DAYでは、遥海さん本人が登場。
山田哲人選手・村上宗隆選手の前でこの2曲を披露しています。
山田哲人選手はこの時に「感動しました。ありがとうございます」とコメントしていました。
遥海さんも、2021年にヤクルトスワローズが日本一となった時「自分のことのように嬉しい」とコメントしています。
それにしても、ヤクルトスワローズを支える2人の強打者から共に認められる遥海さんの存在感もすごいですね。
気持ちが前向きになるような、元気になる曲を好んで選曲
山田哲人選手は毎年少しずつ入場曲を入れ替えているようです。
2022年には
・第五打席の入場曲に、Mrs.GREEN APPLEの「点描の唄」
を選曲しています。
そして2021年には
を選曲しています。
基本的に、気持ちが前向きになるような、元気になる曲を好んで選んでいる傾向が見られます。
山田哲人選手の入場曲【まとめ】
3度のトリプルスリーを達成するなど抜群の成績を残し、数々の打撃タイトルを獲得。
そして2021年にはヤクルトスワローズを日本一へ導いた山田哲人選手。
今やだれもが認める、日本のプロ野球を代表する右のスラッガーとなりました。
しかし、ここ数年はやや打撃成績が伸び悩んでいます。
打撃不振の理由は、相手チームから研究されたことや、山田哲人選手自身のコンディション不良などが考えられます。
しかし、ヤクルトスワローズにとって、山田哲人選手の存在は誰よりも大きく、不可欠なものです。
選び抜かれた珠玉の入場曲は、どんな時でも山田哲人の背中を押し、前を向かせてくれます。
また山田哲人選手の、ファンの心を熱くするような美しいプレーが見られるよう、声援を送り続けましょう。